(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

幻覚が見えるほど苦しんだのに。

急遽医療センターに向かった私。そこで、待ち構えてたものとは。

 

入院生活開始。

 

指示された医療センターに到着し、受付を済ませます。待合ロビーのソファーに腰を下ろし、妻にメールを送りました。 

 

(心臓が肥大してるらしい。今、医療センターにいる。)と。(地域医療センターとは、私が住んでる熊本市でも大きい緊急指定の病院です。) 

 

(私も行った方が良い⁉)と返事が来ましたが、(結果が分かったら連絡する)と返事をし診察を待ちました。

 

診察前に心臓のレントゲンと心エコーを撮るという事で、それぞれ撮影に向かいます。心臓のエコーを診てもらってるときに突然、技師の方が席を立ち連絡をはじめました。

 

『今、心エコー診ている○○さんですがこのまま歩いて返して良いんですか⁉』どっかに確認しているようです。どうやらあんまりよくない感じです。

『気を付けて行かれてくださいね。』技師の方に挨拶を済ませ待ち合いロビーに戻りました。

 

しばらくして私の名前が呼ばれ、不安な面持ちで診察室へ入りました。

診察室に入るなりレントゲンの写真が貼ってあり先生の表情は深刻。

『心臓と心膜の間の心膜液がすごい量溜まっています。風邪のウイルスで炎症をおこしたかどうか分かりませんがこのままでは、心筋にも影響をおこしかねないので何らかの処置が必要です。心筋に影響が出ると心筋梗塞とかの症状が出て大変危険な場合もあります。』

医師のその言葉に私は、かほそい声で、『はあ。』としか言えませんでした。

 

診断結果は『心膜炎の疑いあり』

 

ここでの処置は無理という事で近くの総合病院に緊急入院です。妻、会社、家族に連絡を入れ、私の入院生活が突然始まりました。

 

私の心臓どうなってるの⁉助かるの⁉死ぬの⁉

 

不安なまま夜も眠れずに夜が明けます。

 

次の日から色んな検査をしました。そこで分かったことは、今の状態では心膜と心臓の距離が近すぎて心膜液を抜くことが出来ないということ、何で心臓と心膜の間に水が溜まったのか調べてるということ。繰り返し検査を行いましたが中々原因は分かりませんでした。何の結果もでないまま不安な日々を過ごしました。

 

毎日40度近い熱と悪寒、毎晩3、4回も着替えをしなければいけないほどの大量の寝汗。見舞いの度に大量の洗濯物を抱えて帰る妻に本当に申し訳なく思いました。

入院から3週間が過ぎようとする頃には、胸の痛みも増し、息苦しさも相当なものでした。

寝ようと思っても、溺れるような感覚でゲフッと目が覚め、来る日も来る日も眠れませんでした。食欲もなく、殆ど食事もとれないため体重も10kg落ちました。

 

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幻覚が見えたのもこの頃です。

生まれて始めて幻覚を見ました。病室のカーテンに青や緑や黄色の光が浮かび上がり、オイルランプの様にゆらゆらと天井まで昇っては消えを繰り返すという幻覚です。目が疲れてるのかと、瞬きしたり、擦ったりしても、その幻覚は消えることありませんでした。

 

息苦しさを医者に訴えても何の処置もなく、ただただ、時間が過ぎるばかりでした。看護師に『息が出来ない!苦しい‼』と言っても、指につける機器で血中の酸素飽和度を計るだけ。『酸素は足りてます。』と言われるだけでした。

 

本当に苦しいんだ!

 

どうにかしてくれよ!

 

病院だろ‼  医者だろ‼ 看護師だろ‼

 

もう誰でも良い助けてくれよ‼

 

はぁーはぁーと息苦しいなか毎晩毎晩呪文のように呟きました。

 

でも、なにもされずに1日と1日と日が過ぎました。

寝るとベッドで背中を圧迫されるので寝ることも出来ずにフラフラになりながら宛もなく廊下を徘徊したり、ベッドの上でずっと体育座り(三角座り)でやり過ごし、一睡も出来ないまま迎えた3日目の朝、担当医が心エコーを撮りに病室へ現れました。

 

私がどんなに苦しいと訴えても何もしてくれなかったこの担当医。この日は繰り返し私が看護師に訴えていたこともあり朝から私の病室に現れました。

私は息が苦しくて挨拶もそっちのけの状態でした。心エコーの機器を用意して、私の心臓のあたりをその機器で見ています。

 

『あーこれはまずい。直ぐに抜かなければ。』

 

担当医はそう言いました。

 

その言葉を聞いた瞬間私の中の感情が爆発しました。

 

ずっと言ってたじゃん💢ふざけるな❗ムカついてぶん殴りたくなりましたが、体は言うこときかずに息も絶え絶えな私。

 

『この後、緊急に心膜液を抜きます。』

 

担当医はそう言うと病室を慌てて出ていきました。

 

うっせぇーーーボケーーーー早く抜けーーーー 私は、ありとあらゆる汚い言葉を心の中で叫びました。

 

この時は、この担当医のいい加減さと未熟さを感じました。

私は医学の事は素人ですし、医者には医者の考えがあることも理解できます。

でも、この担当医は苦しいと患者が訴えているにも関わらず、検査することも無く、その確認も3~5日間も怠ったのです。

こんな事を経験した私は、病院内の医療事故や病状の悪化がヒューマンエラーでおこるのって案外簡単にあるんだなって思いました。

 

今考えても、この対応には腹が立ちますし、何で早く何で患者の声にもっと耳を傾けてくれなかったのかと思います。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。次回は、心膜液除去施術の様子を書いていきたいと思います。