(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

悪性リンパ腫治療開始 抗がん剤治療1クール目①

淡い期待を抱いていた私と家族。絶望の淵に落とされ、本当の闘いがはじまりました。

 

悪性リンパ腫治療開始

 

 

いよいよこの日から悪性リンパ腫の治療が開始されました。この日は朝から検査が続きます。

 

心電図、心臓のエコー、造影剤を使ってのCT撮影、血液検査、レントゲン等です。

 

現状把握の為には大事な検査ですが、いかんせん今の私には体力がなくこの検査をするだけでぐったりでした。検査が終わると抗がん剤治療のための準備が始まります。

 

抗がん剤というものは、とても強い薬です。その強い薬を1週間連続で静脈に投与するということは、『悪性リンパ腫』の原因である悪性細胞を死滅させる為に、効果的ですが、リスクも伴います。そのリスクというのは、抗がん剤の副作用とは別のリスクです。

 

通常の点滴などは、腕の静脈からすることが多いと思いますが、もし、腕の血管にうまく針が入らなかったり、何かの拍子で血管から抗がん剤が漏れ出て体内に流れることを『血管外漏出』というらしいです。抗がん剤は、その強力な細胞に対する毒性で、直接、悪性細胞を死滅させるので、その抗がん剤が漏れた場合。重篤な『組織壊死』を引き起こします。

 

血管外漏出について詳しくは血管外漏出:[国立がん研究センター がん情報サービス]

 

その危険を回避するために、首にCVC(中心静脈カテーテル)というものを取り付けます。取り付けますと言っても、ロボットみたいにワンタッチで接続じゃなくて、首に針を指し、ガイドのワイヤーをエコーで見ながら首から心臓までの静脈に通して、そのガイドに沿ってカテーテルを通すという施術が必要です。

 

当然、痛いです。麻酔が痛いし、着けた後の違和感と痛みは本当に不快です。

 
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こんな感じで装着されます。

 

私の場合は、局部麻酔で医師がエコーを見ながらCVC(中心静脈カテーテル)を付けられました。付けるときも首を捻っての施術になりますし、違和感も痛みもあるのしばらく右側向けませんでした。痛みにも違和感にも2~3日もすれば慣れるんですけどね。 

その後に、抗がん剤投与の副作用の予防をしました。何をしたかというと、内服薬です。 

 抗がん剤治療が初めてということでどんな副作用が起こるか、また、どれくらいの副作用が起こるかわからないのでその予防のために薬を使いました。吐き気止め、胃薬、心臓の負担を減らすための血液をさらさらにする薬、ステロイド等の錠剤をのみました。

 

その数なんと24錠。

 
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看護師に確認しましたが1回分です。しかもステロイドの錠剤が尋常じゃないほどの苦さ。飲んだ後もしっかりと自己主張してきます。余りの苦さに何度か吐き戻してしまいました。その後、いよいよ抗がん剤と呼ばれる薬品を投与されました。

 

私が投与されたのはエドキンサンオンコビンでした。

 

あーあ、いよいよ俺の体の中に抗がん剤が入っていく。

 

 

正直、この治療方法が正しいのか、他にもなにか方法があるのか調べる暇も手段もないままに私の抗がん剤による『非ホジキンサンびまん性大細胞型B細胞リンパ腫』の治療は開始されました。頼む。効果あってくれ。俺を元の体に戻して早く家族の元へ帰してくれ。

 

 そう強く思いながら強い不安を打ち消すように期待を込めました。この日は、たいした副作用もなく体が少し熱いかな位でした。 

 

でも、まだまだ入り口。ここから色んな形で現れる副作用との長い戦いの始まりだったのです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。

 

次回は、抗がん剤連続投与による苦痛の一つ『トイレへの巡礼』を書きます。

 

※ご注意 文中に医療行為や薬品に対する文章が記載されていますが、あくまでも私は、医学を勉強したものではありません。実体験に基づいて書いたもので。その点ご留意ぐださいますと幸いです。