(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

自分の病気を知るという事。

『彼を知り己を知れば百戦殆(危う)からず』昔の中国の孫子の兵法書の中に書かれた言葉。長い年月が過ぎた今の現代にもその教えは活かされます。

 

そして私もその言葉によって生かされます。

※ブログ内の薬品名、医学用語はあくまでも私が医師から聞いた話や自身で調べた結果による内容です。私は、医学を学んだわけでもありませんので、あくまでも実体験に基づいて書いております。もし、治療中の方や相談などはご自身の医師にお願いします。その点にご留意していただきますようお願い申し上げます。

 

 『悪性リンパ腫』と告知されてから医師の話や看護師の話。インターネットや書籍で私の病気がどんなものかという事をある程度は学びました。その中で勿論なるほどと、思う事もありましたし、調べなきゃよかったという事も少なくありません。そこで今回は私が『悪性リンパ腫』になってどのように自分の病気を知っていったのかを書いていきます。

 

孫氏の兵法の中に

 

『彼を知り己を知れば百戦殆(危う)からず』

 

正しくは、

 

『彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。

 彼を知らず、己を知らざれば戦う毎に必ず殆し』

 

というものがあります。どういう事かと(私的に)簡単に申しますと

戦う相手を知り、自分も知れば、その相手と百回戦っても負ける心配はしなくていいよ。

戦う相手を知り、自分を知らなければ勝つこともあれば、負けることもあるかもしれない。敵を知らずに自分も知らなければ戦う度に危ない戦いになるよ。

という事だと思います。

 

私の様な病気との闘いに限らず、人生において幾多の困難がありますがこの言葉というものは、いかなる場合も使えると思いました。

 

私もこの言葉にならい入院してしばらくすると自分の病気、自分の症状、そしてその治療法について色々学んでいくことにしました。

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 最初は自分に待ってるのは『死』というもので、夢も希望も無いどころか考える気力、生きる希望を持つこともできませんでした。

 

五里霧中。暗中模索。艱難辛苦。苦心惨憺。涸轍鮒魚。七難八苦。愁苦辛勤。進退両難。

 

その時の私の心境を表す四字熟語も挙げればきりがありません。でも、病気の事を知り、自分の症状を知り、その治療法を知っていくうちにその不安も少しは陰り、少しづつですが希望という光が差しだしました。その調べるという勇気をいただいたのは私を支えてくれる家族だったり、友人だったりします。もちろんSNSで知り合った多くの顔も知らない友人も含まれます。

 

私の病名は『びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンサンリンパ腫』です。

 

以前のblogでも書きましたが『悪性リンパ腫』という病気は血液ガンの一つで、白血球の中のリンパ球がガン化(悪性細胞)したものです。リンパ球の種類にはB細胞、T細胞、NK細胞などがガン化して無制限に増殖して発症します。

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 一言で悪性リンパ腫といってもその種類は発症する細胞、進行のスピードなどで約50種類くらいに分類されます。私の場合はB細胞がガン化しているのでB細胞リンパ腫となります。

 

詳しくはこちら↓

悪性リンパ腫 基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス]

 

 

B細胞がガン化したという事でその治療にはリツキシマブ(商品名リツキサン)という薬品が効果があるという事が分かりました。R-CHOP療法・R-EPOCH療法のRの薬品です。このリツキシマブ(リツキサン)を使っての治療というものは比較的新しい標準的な治療となるようです。

 

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効果がある。

 

この言葉は勇気にも希望にもなりました。治療は実際やってみないと分かりません。

私も一回目の治療にはこのリツキシマブを用いたR-CHOP療法が行われました。

 

しかし、ある程度の効果があったものの私の体から採取された生検検査での結果ではどうやらダブルヒットの可能性があるという事が分かりました。

 

ダブルヒットとはなんぞや?!調べてみました。

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ガン細胞に乗っ取られたリンパ球はその制御能力も失われて無限にガン細胞がくっついた細胞を生成し続けるのです。無限に。しかも私の場合は2つもガン細胞がくっつけられています。

これを知った時はショックでした。しかも私の悪性リンパ腫の進行スピードは5段階の悪い方から数えて2番目に早いスピードらしいのです。

 

これによって、私の治療方法が1クール目の『R-CHOP療法』から2回目以降はより治療効果が期待できる『R-EPOCH療法』へと変更されたのでした。

その分、副作用も増すわけです。

 

ここまで書いたように自分の病気を調べるという事はただ、不安を増す作業になるのかもしれません。でも、私の場合は知ることによって何処が悪いのか、何でそうなったのか、途中での治療変更の理由なども理解することが出来ました。

 

不安も増しましたが理由があれば少しは安心できる。

 

全ての事がそうだとは言えないかもしれませんが私の場合はそうでした。

 

少しの希望。少しの勇気。少しの力。少しの支え。

 

これが私に偉大なる小さな第一歩を出させてくれたような気がします。

 

剛毅果断。一陽来復。七転八起。現状打破。先見之明。開雲見日。摂取不捨。夢幻泡影。

 

 

希望を捨てるな。頑張ったことに意味があるという四字熟語もたくさんあります。

まだまだ寛解には程遠く、治るという確信はありませんが自分が勇気をもってこの病気と向き合ったことで

 

意気揚々。

 

となれるように願っております。最後まで読んでいただきありがとうございました。

感謝いたします。