(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

退院中に欲するもの。

抗がん剤治療の4クール目が終わり、ひと時の退院生活を過ごす。入院中は色々制限されるし、不便なもの。退院中に絶対行きたい場所とは。

 

退院の度にごちそうさまです。

 

退院して3,4日もすると体の方も少し楽になる。貧血もそこまで強くなくなり、手足の痺れも若干ではあるがマシになる。だからか、食欲がものすごく出て来る。

 

私の場合は入院生活で毎回4kg痩せて、退院生活の約1週間で4kg太る。

 

プラスマイナス0だ。

 

入院中の最大のストレスは『病院食』これには本当にウンザリ。以前は好きだった魚も全く食べれなくなったし、ご飯も味噌汁も全く味がしないというか不味い。

 

不味い。

 

料理好きな私は、料理を作る大変さも楽しみも知っているのだけれど。病院食は私にとって『不味いもの』と認識されてしまっている。これは、退院した後でも好転することは無いと断言できる。

 

入院から2か月は美味しき食べれてたのに。

 

これが副作用の為なのか、そうではないのかもどうでもいいくらい。病院食はどうでもよくなっていた。見たくも話したくもない。

 

楽しみのはずの食事の時間がこんな状態だから、食に対する欲求はどんどんエスカレートしていく。抗がん剤の副作用で全く食欲がわかない時期や吐き気をもよおす時期もあるのだけど、それ以外の食欲は旺盛なのだ。何が食べたくなるか?

 

それは、肉。

 

肉だ。

 

肉が食べたくなる。

 

それも牛肉。

 

血がしたたるような、分厚い牛肉。

 

さすがに感染症が怖いので、しっかりと焼くには焼くが牛肉が食べたくなる。

 

私が入院している病院食では肉は殆ど出ない。3日に一回出るか出ないか。でも出ても鶏肉か豚肉。その殆どが私が食べれなくなった魚。だから私は食欲不振食と言って朝は菓子パン。昼は蕎麦、夜はいなり寿司にしてもらい、それとカップ麺を食べている。

 

これで良いのか?美味しいのか?病人なのに栄養摂らないと!

 

というのも分かるけど、そこはもう経て来た。

 

どうでもいい。

 

とにかく、入院中の食事は栄養を摂るものではなくて、空腹をストレスなく埋めるもの。に変わってしまった。

 

カップ麺でストレスなく、空腹を満たせるのか?

 

ストレスはある。でも、病院食よりはましなのだ。

 

消去法。

 

色んな事を試していって残ったのがこれだったって言う話。

 

だから、退院したら必ず行く場所がある。

 

それは、

 

『美味しい牛肉が食べれるお店』

 

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アンガス牛のステーキ!

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焼き肉!

 

とにもかくにも牛肉が食べたくなる。

 

『悪性リンパ腫』という病気は血液のがん。ここまでもこのブログで散々記述してきたが、その治療方法として抗がん剤で血液の細胞を破壊する。良性のものも悪性のものも。その後、薬の力を借りて良性の細胞の精製を手助けする。でも、あくまでも作るのは自分の骨髄。だから、骨髄が作ってくれなくなったら、輸血するか移植するしか方法は無くなる。

 

だから、体が求めているのだろう。

 

自らの力で血を作るために。

 

以前よりもレバーが美味しく感じるし、肉が美味しく感じる。

 

この日も父の誘いに乗って家族で焼き肉に行きました。沢山、沢山美味しいお肉を食べる。肉を食べたらご飯をかき込む。ご飯をかき込んだらワカメスープをズルズルと。

毎回姉に『無人島に漂着した人が救助されたみたいな食べ方ね。』言われる。

 

なるほど的をえてる。

 

それぐらい私の体は『血』を『肉』を求めているのだ。

 

結果、子供もご満悦。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。