(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

抗がん剤治療5クール目 その4

『悪性リンパ腫』にならなければ分からなかった事は沢山あるがその殆どが私にとってのマイナスな要素な事ばかり。今回もその一つを綴っていきます。

 

日常生活で当たり前だった事も出来なくなった。

 

この病気になってしまって出来なくなったことは沢山あります。たとえば、感染症予防の為に生ものが食べれなくなったし、温泉にも雑菌が多いという事で行けなくなりました。

 

刺身が食べたい。リンゴを皮のまま食べたい。温泉に入った後に生ビールを飲みほしたい。

 

そう言った当たり前にやっていた私の小さな日常の幸せを感じることも出来なくなりました。

 

病気や怪我で以前出来ていたことが出来なくなるのって本当に悲しい事なんです。

 

周りも私の病気の事を知っている人ならば、気を使ってくれていて食事に行くときでも生ものを食べるお店には誘わなくなりましたが気を遣わせているというものも気が引けます。

 

妻や子供と歩いている時も二人の歩くスピードには私の筋力、体力では着いていけません。

 

以前は出来てた当たり前の事。

 

私は五体満足と言われる状態で生まれました。確かに生まれてすぐに『特発性血小板減少性紫斑病』という血液の病気にかかってしまい両親を悲しませることになりましたが、それも完治して結婚も出来て、元気な子供を授かる事も出来ました。

 

夫として父として生きて行かないといけないのに、こんなことになってしまうとは。

 

出来なくなった事

 

普通に歩き。普通に食べて。普通に寝て。普通にお風呂に入って。普通に笑う。

 

この病気になるまで普通だと思っていたことは普通じゃなかったんですね。

 

朝眠くて学校や会社に行きたくない。ピーマン嫌いだから食べてたくない。嫌いな人が来る会食には参加したくない。ご飯を作るの面倒だし弁当で良いか。今日ごみの日だけど面倒だから今度にしよう。

 

今まで生きてきた中で色々な面倒なことやりたくない事ありましたけど、これに対しては成長したり学んだりして克服や改善できることも多くありました。

 

でも、この病気になって出来なったことはそう言うわけにはいかないんですよね。それをやってしまうと命に関わることもあります。

以前、このブログでも書きましたが他の患者が一時退院の時に家族で温泉に行くって話をしてて、それが看護師の耳に入り『死にたいんですか!』って叱責されたりしているのを見てるとやるせなくなります。

 

受け入れたいと思いますし、受け入れなきゃって思います。

 

仕方ないですもん。誰が悪い訳でもないですしね。私がこの病気になってしまったのが悪い訳で。

 

でも、やりきれないです。

 

この日、私は自分の爪を見てびっくりしました。

f:id:orangelamp8:20170701183816p:plain

f:id:orangelamp8:20170701183515p:plain

少し汚い話で申し訳ないのですが、これも抗がん剤治療の副産物なのかもしれません。なぜなら、私は手の指も足の指も痺れてあんまり感覚がありません。

 

だから、自分で爪を切るのがかなり怖いのです。しかも、もし爪切りで皮膚を切ってしまって出血してしまったら感染症に感染してしまうリスクも伴います。

 

普段は人目に付かないですし、細かい作業のしないので気にしなければ良いのかもしれませんけど。

 

爪に小さな筋が出来るようになったのも抗がん剤の副作用です。爪の厚みも厚くなった用が気がしますし、硬くなってしまったのも爪切りを億劫にしてしまっている要因の一つです。

 

誰かに切ってもらえば?

 

私も考えましたが幼い時に母に切ってもらった爪切りは痛かったし深爪になった嫌な記憶があります。我慢すれば良いんでしょうけどね。

 

凄く小さな事ですが、これが私が出来なくなった事でした。ケガや病気が理由で出来なくなった事。他の人から見れば、そんな小さなことと思われるかもしれないのですが出来なくなったことが小さければ小さいほど、こんなことも出来ないのかと悲しくなります。

 

これからも、こう言った出来なくなったことが増えるかもしれません。それをどうやって気持ちの中で

 

カバーしていくか。

 

成長していくか。

 

それが私の課題なのかもしれません。この『悪性リンパ腫』との闘いはまだまだ続きます。

 

最後まで読んでいただいて有難うございます。感謝いたします。