(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

患者の気持ちになって考えてみる。

医療行為。治療行為。入院。医者。看護師。患者。病院の中で起こる様々な問題。医者の気持ち。看護師の気持ち。患者の気持ち。患者の家族の気持ち。院内外でそれぞれの気持ちがあると思います。私は患者の気持ちを綴ります。今一度聞いて下さい。

 

患者の気持ちは病気を治したい。病院を出たいこの一心。

 

この『風邪だと思ってたんですが。悪性リンパ腫闘病記』は今現在の私の時間軸と3か月の時間差があります。私の入院生活は実際には8か月になりました。

 

この8か月間の間に色々な事がありましたし、まだ、このブログで書き足りてない部分も沢山あります。私が入院しているのは熊本では最大級に大きな病院で、多くの患者が命に関わる病気の治療をしています。

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私の最大の目標はこの『びまん性大細胞型・バーキット中間分類不能B細胞性リンパ腫』という病気を治療することです。

 

これ以外には考えられません。

 

この病気になった時には自らこの命を絶とうと思ったこともありました。

でも、私の家族や友人たちの事を考えるとそれが自分の中で愚かな考えだと思いました。

 

私の担当医も担当の看護師もその私の目標に向けて邁進してくれているのだと思います。

 

しかし、この8か月間の間に我慢が出来ない事もありました。以前のブログでも、何度か書いたことありましたが今回は医師の『倫理観』について書いていきたいと思います。

 

私の担当医に関しては患者の事もしっかりと考えていてくれているし、しっかりと『倫理観』を持ち合わせて治療行為をしてくれている素晴らしい医師だと思います。

 

感謝しかないです。

 

しかし、今まで私が会ってきた医師たちの中にも、私が入院しているこの病棟にもこの

倫理観に疑問符というか、患者との間にかなりの距離感を感じる医師が居ます。

 

残念です。

 

どういう点かと言いますと、一言で言えば『常識が無い』だと思います。

 

本当に残念です。

 

入院生活が長くなりますと、入院患者やその家族と医師、看護師の言い合いというか口論に近いもの。という事を何度か目にします。

 

口論というか患者が一方的に自分の思いのたけを吐き出す光景です。

 

この病棟に入院している患者がその思いを吐き出す。

 

これって、命の叫びなんです。

 

何でそんな事になったかは人それぞれでしょうし、その堪忍袋の袋の容量も人それぞれだと思います。だけど、患者が声を荒げて医師や看護師にぶつける。

 

よっぽどのことなんですよ。

 

その患者は怒っています。だから、声も荒げます。普段静かな病棟なんですがその声は病棟中に響き渡ります。他の入院患者も医師も看護師も何事かと思うでしょう。

 

でも、その患者の声の殆どがそう言った医師の耳というか心には届いて無いと思うのです。言っても無駄、いっても無意味な事がどれ程、言った本人の精神を痛め、気持ちを逆なでにするのか。

 

馬の耳に念仏

石に灸

水の泡

犬に論語

焼け石にみず

爪で拾って箕でこぼす

骨折り損のくたびれ儲け

元の木阿弥

 

ことわざにも多くのやっても無駄っていう言葉が存在しますが、

 

『医師の耳に患者の思い』

 

とでも言いましょうか。

 

そんな感じです。それぐらい患者の思いはつくづく医師の耳には届いて無いのかなという事が散見します。

 

この日に悲痛の叫び声を挙げていたのは私と同じ病気で同年代の男性の患者。ここまで半年以上入院生活を続けてらっしゃいます。小さい男の子のお父さんです。でもこの患者の担当医師は、

 

患者が痛い、辛い、苦しい、と言っても検査の結果だけを見て患者を直接見もせず、直接話を聞こうともしない医師。患者が訊きたいことがあっても外来が忙しいとか、土日は休みなので月曜日にして欲しいという医師。

 

患者が自分の体の変化や病状、その思いを自分の言葉で吐き出す。それがどれほど勇気がある事でどれほどストレスになるのかを分かっているのかなって思います。

 

他の業種とこの医療関係従事者を比べることは難しいことかもしれませんが、人間でしょ。どっちも。どっちも人間なんですよ。なのにこんなにも患者の気持ちを組めないのかなと思う事が多くあります。

 

私が闘っている病気は血液のがんなので、がんそのもの、抗がん剤の苦しみ、副作用の辛さ、自分たちの将来、病状の不安。本当にいろんなものと闘っているんですよ。

 

そこに医師との闘いを強いられることがあるんですよ。

 

本来、病気を治療する立場の医師がひょっとしたら、患者の病状を悪化させるのではないかというほどの不義理をはたらいたり。患者のいう事を聞く耳を持ってなかったとしたら。

 

患者は誰に言えばいいのでしょう。

 

価値観、倫理観というものは人それぞれだと思いますが、それをやったら、それを言ったら、患者は患者の家族はどういう風に感じるのか、どういう風な事を思うのか、ということを考えているのかなって思います。

 

 

それだけ、患者が言っていることと医師の態度や話し方には距離を感じます。

 

患者が言っている事の殆どは決して我がままではないんです。何でこういうことになっている事になってるのか、この痛みは何なのか、病状のスケジュールはどうなっているのかという確認をしていることが殆どだと思います。←患者に聞いた事です。

 

でも、それに対しての医師の態度は、、、。

 

全く相手にしなかったり、話を聞いて無いと言ってしまったり、その日は休みなので分かりません。と言い切ったり。

 

ご存知だと思いますが、入院患者には土日も祝祭日も年末年始もお盆休みもありません。その間に病気の進行が止まってくれれば良いのですが止まってはくれません。

 

当たり前の話です。

 

でも、医師の中には平気な顔して

 

『私はその日休みなので知りません。』

 

と言ってしまう方が居ます。

 

余裕がある時なら世間知らずだなとか、常識知らずだなって思えば済む話ですけど、入院患者の多くはそんな余裕などないと思います。

 

医師の仕事は忙しい。医師の仕事は大変。

 

って話は百も承知です。今一度、患者の気持ちになって考えてみて欲しいと思いました。入院患者のストレスを少しでも軽減して欲しい。そう思います。

 

勿論、私の担当の医師のように患者の話に耳を傾けてくれて質問には答えを出してくれて、日に3回必ず私の顔を診に来てくれる医師も居ます。

 

私が母に永年連れられて行っていた個人病院の医師も大変素晴らしい人間性の持ち主でした。

 

でも、そうではない医師が存在するのも事実です。ここでこんな話をしても忙しい医師の皆さんの耳には入らないと思いますが、治療をする側もされる側も同じ人間です。

 

しっかりとコミュニケーションをとって人間同士の付き合いを行っていった方が治療効果も出て、担当医師の評価も上がるのではないでしょうか。皮肉混じりになりますが、ストレスを感じながら治療を受ける患者よりもストレス少なく治療を受ける患者とでは、後者の方が治療効果は良いと思います。

 

一ガン患者からの提案でした。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。