(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

『悪性リンパ腫』治療全7クール終了。 退院。

永かった入院生活もこの日で終わった。もう、ここには2度と戻って来たくない。私の一つの闘いはこれで終わったと思いたい。

 

いざ退院。

 

 この日の朝の血液検査の結果で、私は『悪性リンパ腫』の抗がん剤治療全7クールを終了し退院をすることが出来た。

 

8か月。

 

病院の外で生活をしてても、この8か月という時間は少ない時間ではないけれど、病院という場所、しかも自分はがん患者という立場での生活は、あまりにも永く閉鎖的で孤独な時間だった。

 

でも、この日、めでたく退院を迎える事が出来た。

 

思えばこの場所で喜びの涙も悲しみの涙も沢山流した。多くの出会いもあった多くの別れもあった。色んな事を考えるには十分な時間もあった。

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11月27日に、この循環器科に入院した時は、心臓の疾病が治まれば私は家に帰れると思っていた。

 

しかし、40度を超える高熱は入院生活が2週間を越えても下がることはなく、心臓と心膜の間に溜まった水は1500㏄を越えていた。その抜いた心膜液の中に、血液が混ざっていることから、悪性リンパ腫の疑いがかかり、両首、左のわきの下、骨髄液と3か所の組織を生検した結果、12月21日に『悪性リンパ腫です。』と告知を受けた。

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そして私は循環器科から血液内科の病棟へと移動を強いられた。寝たきりが続き、自足歩行が出来なくなっていた私は、妻が押す車椅子に乗ってこの扉の前に来た、この暗く大きく閉ざされた病棟の扉を前に、私は何か大きなものに押しつぶされるような気持ちになり、逃げだしたくなった事を強烈に覚えている。

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『西1106』

そして、この部屋に案内された。この部屋は個室で、私はこの部屋に通された日から

『悪性リンパ腫』という血液のがんと闘うがん患者となってしまった。

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治療の方針として抗がん剤での早急な治療が必要という事で首にCVカテーテルというものを装着しての抗がん剤投与が始まった。約2週間の入院生活を6~8クール。

結果的には、R-CHOP療法を1クール。R-EPOCH療法を6クールの計7クール行った。

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毎日、3リットル近くの点滴をされ、その抗がん剤で破壊された悪性細胞を尿で排出するために度々利尿剤もうたれた。

 

オシッコとの闘い。

 

この闘いともお別れだ。

 

週に3回の血液検査で度々、血液を採取されることも、もうお別れだ。

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このカーテンで仕切られた部屋ともお別れ。

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この天井も見なくて済む。

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このコインランドリーも使わない。

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このお風呂にも入らない。

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このシャワーも使わない。

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この廊下を歩くこともない。

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この談話室で話すこともない。

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このガラス越しの景色を観る事もない。

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このCVカテーテルを体に入れる事ももうない。

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ここまでの8か月。私の体は頑張ってくれた。体も心も。頑張ってくれた。家族も頑張ってくれた。妻にも思い切り大変な思いをさせた。まだまだ幼い娘も一生懸命色んな事を我慢してくれた。猫たちも寂しかったかなぁ。

 

みんな、お疲れ様。

 

これで一旦の闘いは終わったよ。

 

まだまだ、治療はこれからも続くけれど。

 

お疲れさまでした。

 

多くの励まし、応援ありがとうございます。

 

やっと、帰れるよ。

 

頑張ったからね。

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 最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

今後は、退院後の生活の様子や経過観察などを書いていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。