(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

私を救ってくれた手

手当この言葉が以前よりも暖かく感じます。何故なら今回私はこの手当によって救われたからです❗

 

前回のブログでこの1ヶ月間に私の身に何が起きたかを書きました。読んでいただいた方々には分かっていただいたかもしれませんが、その間私は、悪性リンパ腫の再発のショックで治療をする気にもなれませんでした。

 

再発、緊急搬送、一度目の抗がん剤投与 尿管結石、思うように動かない体、そしておぼろ気な記憶。

 

私はどんどん疎外感を感じ孤独になっていきました。

 

そして、ある朝まだ年も若い看護師の前で泣き崩れてしまったのです。完全に自我が崩壊した瞬間かもしれません。

 

死にたい死にたいと繰り返し、その看護師の前で泣き出してしまいました。

 

その看護師さんは、何で死にたいのですかと訊いてくれました。私は、『悪性リンパ腫の治療を頑張ってきて治ったって言われたのに、再発してこんな場所にいる。妻も子供も家に居るのに。俺は一人こんな場所に居る。他のお父さん達のように仕事してお金かせいで家族一緒に暮らしたいのに』『特別じゃなくていい。普通のお父さんでいいんだ。』『でもこんなところで再発して治るか治らないかも分からないのに』何してるんだ。死にたい。と繰り返し泣き叫びました。その間ずっと看護師さんは私の背中をさすってくれて大丈夫ですよ。立派なお父さんですよ。みんな待ってますよと繰り返し言ってくれました。以前話したときに3年目と言っていた彼女に凄く癒された瞬間です。彼女がその手で私の背中をさすってくれた手当によって、頑張ろうと思いました。その後に夜寝れるように睡眠導入薬の相談や一度家族の元に戻ってリフレッシュしましょうという話になりました。

その日以後今日、その看護師さんと昼間に会ったので私はお礼を言いました。『あなたの手が私を救ってくれたと』彼女は『いえいえあれくらいしか出来ずにスミマセン』と言ってましたが、私をあの時救ってくれたのは間違いなく彼女です。

 

一番帰りたかった家に帰れたのも彼女のお陰です。

 

自尊心高い男が人前で涙を流して助けてもらいたいと思ったのは、あなたが私に背中をさすってくれたからです。

 

人の手の温もりに、彼女のぬくもりある手に孤独だった私は間違いなく手当を受けました。

 

これからも人としてのぬくもりを大事にしていこうと思いました。

 

全ての温もりに感謝して温もりある人間として生きていきたいです。

 

読んでいただいたありがとうございます。