(新)風邪だと思ったんですが。悪性リンパ腫闘病記

風邪だと思って病院に行って出された診断結果は『悪性リンパ腫』そこから始まった血液のがん、抗がん剤治療、副作用、不安な日々との闘い。 そんな私とその家族の日々を書き綴ります。

いよいよ放射線治療開始。

今年の3月7日。いよいよ予定していた放射線治療が始まりました。抗がん剤治療は何度も経験しているので不安は少ないんですが、放射線治療は初めてなので不安で不安で仕方ありませんでした。

 

不安のひとつは、放射線治療を受ける為に自宅から毎日、バスに乗って通うこと。しかも乗り継ぎをしながらです。

 

そして迎えた放射線治療の初日。バス停に向かうと、、、私が乗る筈だったバスが出発していきます。初日の出だしでこの有様です。前の晩に行先も路線も時間もしっかり調べてメモしていたのに、バスの後姿は遠ざかって行きました。仕方がないので、私はすぐさま次の乗り継ぎのバス停までタクシーに乗って移動しました。余計な出費です。でも、このタクシーの運転手さんが『私は料理が好きなんですよ~』仰ったので、到着までの車中は、二人ともピザやハンバーガーの作り方ホットドッグーの作り方の話が出来たので少しだけ和めて結果オーライだったかなって思いました。

 

そして無事に病院に着き、地下にある放射線室に向かいました。壁も廊下も天井も明かりさえも何か暗く感じて私の心と体を押しつぶしているような気がしました。

 

受付を終えて待合室で座っていると暫くして私の名前が呼ばれました。いよいよ、放射線治療が始まります。大きな丸い筒の様な放射線を発生する装置の前のベッドに横になります。すると、技師が2人やってきて私の頭に予め型どりをしていた装具をパチン、パチンと停めていきました。首はおろか頭を1cmも動かせません。キチンと放射線をがん細胞に照射させる為に頭を固定しているようです。

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その装具は完全にデスマスクそのものです。この装具の取り付けも怖かったです。何故なら、私は閉所恐怖症なのです。この病気になるまでは気が付きませんでしたが、度重なる閉所での検査のせいなのか分かりませんが、いつの間にか閉所に不安を覚えるようになってしまいました。特に自分が吐いた息が自分に帰ってくるような場合は特に大きな不安に襲われます。このマスクを装着すると息が返ってくるどころじゃなく口では息が出来ません。花にかろうじて穴が開いているので窒息はしませんが、これがまた、私の不安を煽りました。

 

そして、このマスクでがっちり装置のベッドに固定されて放射線治療を受ける訳です。

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そんな不安とは裏腹に放射線の治療はほんの2~3分で終わります。熱も痛みも感じません。ただ放射線を当てる箇所にレーザーポインターみたいな光を感じるだけでした。

この光も目はマスクで塞がっているので見えません。

 

『お疲れさまでした。』放射線技師がそう言って私の装具を外してベッドから起こしてくれました。

 

『へっ?!もう終わりですか?!』私が言うと

女性の技師が『はい。今日はおしまいです。お疲れ様でした。』と言ってくれました。

 

『はぁ・・・ありがとうございました。』私はそう言って再び待合室に向かいました。

暫くして看護師から私の名前が呼ばれました。

『〇〇さん何か違和感とか痛みとか気になる事は無いですか?!』と看護師は言いました。『はい・・・』まだ、本当に今日はこれで終わりなのと思っていた私はきょとんとしていた事でしょう。そして、『また明日同じ時刻に来てください』と言われて私は放射線治療質を後にしました。

 

散々不安だった割には楽勝じゃん。この時の私の心境はこうでした。一緒に入院していた患者さんからも放射線治療は楽だ痛くとも何ともないと聞いていた私は、

ここから大変な副作用に悩まされる事になるとは思いもしませんでした。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。